カブトムシのフンは植物の肥料に・ヤフオクで売れるのか?

カブトムシのフンは植物の肥料に・ヤフオクで売れるのか? カブトムシの幼虫の飼育

カブトムシのフンは植物を育てるためのいい肥料になる

 
カブトムシの幼虫を育てていると、否が応でもフンが大量に出てきます。
それはそれはもう、大量にできます。
 
大量にできるということは、幼虫が順調に大きくなっているということなので喜ぶべきことではあるのですが。
 
カブトムシのフンは植物の肥料に・ヤフオクで売れるのか?
 
で、カブトムシのフンが何かの役に立たないか、と調べてみたところ、カブトムシのフンは、植物を育てるためのいい肥料になるそうです!
 
そもそも園芸用の肥料として腐葉土があるくらいのものなので、腐葉土自体が肥料なのですが、それをカブトムシの幼虫が食べて、未発酵の有機物を消化吸収して分解して行くことで、いい肥料になるというのです。
 
なので、カブトムシの幼虫を育てつつ、自宅で花を育てていたり、家庭菜園をやっている場合は、その肥料として使ってみてはいかがでしょうか。
 
 
ただ、我が家はマンションなので、家庭菜園どころかベランダで鉢植えをする場所もままならない状態ですので、そのままゴミにならざるを得ません。
 
ゴミに出す場合は「燃やすゴミ」になります。
元々が植物原料の腐葉土ですので、燃えるんですよね。
 
 

カブトムシのフンがヤフオクで出品されている!

 
カブトムシのフンですが、ずっと燃やすゴミとして捨てていたのですが、ある日、このカブトムシのフンがヤフーオークションで売られていることに気がついたのです!
 
しかも、結構いい値段で!
 ヤフオクの「カブトムシ 糞」のページへ
 https://goo.gl/8hSXxO
 
カブトムシが幼虫の期間は出品があると思いますが、この記事を読まれている今、出品されているかどうかわかりませんが、2016年11月19日には 4点の出品がありました。
 
1個口 500gほどの量のものが多かったですが、300円~ 500円程度。
100gに換算すると 100円程度の値段が付いていまして、こんな値段で売れるのか!と驚きました。
 
落札すると、そこに入金手数料と送料が加わるワケですので、かなりいい値段ですね。
 
 

問題はカブトムシのフンの出品はあるが売れるのか?と言う事

 
いい値段で出品されていましたので、本当にそれが売れるのか、2か月ほど観察してみることにしました。
 
ヤフオクは出品者が自由に値段を付けられるものですので、いい値段が付いているからといって実際に売れるかどうかは別問題です。
一番大事なポイントは、売れるのかどうか。いくらだったら売れるのか。ですからね。
 
 

ヤフオクのカブトムシのフンが売れるのかどうかを定点観測

 
具体的な観察方法は、「カブトムシ 糞」で検索すると、3件~5件ほどがヒットしましたので、その検索結果の一覧と、出品の個別ページをブックマークに保存し、ほぼ毎日どうなったかをチェックする、というものです。
新しい出品が出るとそのページもブックマークをすることもしました。
 
2か月間、1月上旬までの間に出品された数は 5商品。
「花、園芸 > ガーデニング > 肥料、土」のカテゴリで出品されています。
 
5商品と言っても、どの商品も再出品されていましたので、2ヶ月間は 3~5商品が常に出品されている、と言う状態でした。
 
その中で売れたのは、ただ 1つだけ。
 落札日は 11月29日。
 500g 500円。送料 164円。(もしくは、着払い)。
だけでした。
 
 
それ以外のものは、500g 500円くらいのままのものもありましたが、徐々に値下をしていき売れる値段を探すような動きをしている方もありまして、この記事を書いている 2017年2月下旬では 500g 100円まで値下をしているものや、一時期は送料無料を謳っている出品もありました。
でも、上記の 1つ以外は売れた形跡がありませんでした。
 
 

カブトムシのフンが売れない理由を考えてみる

 
カブトムシのフンが売れない理由として推測される理由は、
 カブトムシのフンを肥料としてわざわざ買う必要性があるのか?
ということに尽きると思います。
 
ホームセンターに行けば、いろいろな種類の肥料が売られています。
 


 
いろいろな効能が謳ってあり、種をまいた時、芽が出たとき、花が咲いたときなどなど、どういうタイミングで利用すればいいかも説明がされていて使い勝手がいいわけです。
 
それに対して「カブトムシのフン」。
これを効果的に使うにはどういう使い方をすればいいでしょうか?
何に、どう効果があるのでしょうか?
 
オークションに出している側も、それらに言及しているものはありません。
おそらく出品者側は「カブトムシのフンは肥料になるらしい」という程度の知識しかないため、具体的にそれがどういう使い方をすればいいか、どういう状況で使うことが効果的なのか、それらを説明することができないのだろうと思います。
 
そんな状況で魅力的な商品と見てもらえるでしょうか?
 
 おぉ、カブトムシのフン!
 欲しいっ!!
とはならないですよね....
 
つまりは、そういうことですね。
 
カブトムシのフンは、肥料として魅力的なものである可能性はあるのですが、わざわざオークションで買ってまで使う必要性はない、ということですね。
 
支払いの手数料や送料などを考えると、普通に肥料を買いますよね。
 

 
 

カブトムシのフンは肥料として有効ながら燃やすごみ

 
カブトムシのフンは、園芸用の肥料として魅力的なものである可能性はあるものの、自宅で花壇や家庭菜園をしていて肥料を必要としている場合は、それに使ってみるといいと思いますが、それ以外の場合は使いようがないので、燃やすゴミ(燃えるゴミ)にする以外にない、ということです。
 
我が家では毎月数 kgという単位で生産される(笑)カブトムシのフンですが、残念ながらそのまま捨てる以外の方法はなさそうです。
 
先にも書きましたが、カブトムシのフンは燃やすゴミ(燃えるゴミ)になります。
 
 

カブトムシのフンは本当に肥料になるのか?

 
カブトムシのフンの成分について調べていたところ、一つ気になる情報がありました。
 
 カブトムシのフンには
 植物の根の成長を阻害する成分が
 含まれているのではないか?
 
と言う情報です。
 
 

カブトムシのフンが肥料にはならない理由

 
実際にカブトムシのフンを肥料代わりに使ってみたものの、植物の根の成長が悪くなり、植物がうまく育たない場合が多々あった、と言うのです。
 
その理由として、カブトムシの幼虫は、比較的地面の浅い場所にいるため、植物が根を張る場所と重なるそうです。
そして、カブトムシが蛹(さなぎ)になる時期は、4月~6月の新緑の季節で、植物も大きく根を張る時期と重なるのです。
 
そうなると、幼虫の時はよくても蛹(さなぎ)になったときに植物の根が生えてくると、蛹室(さなぎしつ)を壊されてしまうことも考えられます。
繭室を壊されてしまうと、蛹にまでなったのに成虫になれずに死んでしまう可能性が高くなるわけです。
 
その状況を避けるために、カブトムシのフンには植物の根の成長を阻害する成分が含まれているのではないか?と推測しているそうです。
 
カブトムシのフンは植物の肥料に・ヤフオクで売れるのか?
 
そのため、この方は、除草剤代わりにカブトムシのフンを撒いているそうです。
そうすると、撒いたところだけ雑草が綺麗になくなるのだそうです。
 
そういうことを聞くと、花壇なんかにいきなり入れない方が良さそうですね...
 
 
私はカブトムシのフンを植物に与えてみたことがないため、実際にどうなるのか全く分かりませんが、この推測はあり得る話だと感じました。
肥料として使ってみる場合は、入れたところと入れなかったところとしっかり観察して、本当に肥料としての効果が見込めるか、確認してくださいね。
 
 

カブトムシのフンはどれくらい生産されるのか?

 
最後に余談ながら、
 カブトムシのフンがどれくらいの量生産されるのか?
をご紹介しましょう。
 
11月19日 17匹で 4週間 2.5kgのフン(36.8g)
11月19日 33匹で 3週間 3.3kgのフン(33.3g)
12月12日 17匹で 3週間 1.9kgのフン(37.3g)
12月12日  6匹で 3週間 0.7kgのフン(38.9g)
12月13日 12匹で 3週間 1.6kgのフン(44.4g)
12月13日 15匹で 3週間 1.7kgのフン(37.8g)
02月18日  6匹で 10週間 1.0kgのフン
02月18日 15匹で 10週間 2.5kgのフン
02月18日 17匹で 10週間 2.6kgのフン
02月18日 12匹で 10週間 2.7kgのフン
 
12月12日、13日は、3週間で 5.9kgものフンが生産されている!と言う事になりますね。
現在幼虫は 50匹いますので、そんなことになるんですね。
 
また、12月~2月にかけては気温が低い時期でしたので、腐葉土の交換をしていませんでしたが、もっと短い間隔で交換をしなくては行けない量のフンが生産されていました!
 
 
また、一番最後の列の「(36.8g)」は、1週間に 1匹あたりのフンの量です。
 
一番密度が少ない 12匹の飼育ケースが一番フンの量が多いわけですが、これを見て私はこう判断しました。
 
一番密度が少ない飼育ケースが 1匹あたりのフンが一番多いと言うことは、それだけ多くの腐葉土を食べていると言うことで、一番栄養素を摂取している可能性が高く、一番大きくなる可能性がある、と言う事でしょう。
 
この後成虫になったときの実際の大きさもまたレポートしてみたいと思います!

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