カブトムシの幼虫の飼育・腐葉土は定期的に交換しよう!

カブトムシの幼虫の飼育・腐葉土は定期的に交換しよう! カブトムシの幼虫の飼育

カブトムシの幼虫を飼育する腐葉土を交換する

 

腐葉土を交換する理由

 
カブトムシの幼虫は腐葉土を食べて大きくなります。
そして、腐葉土を食べたらフンをします。
 
そのため、見た目は腐葉土があるように見えても、実はすでにフンだらけ、と言う場合もありますので、定期的に腐葉土を交換する必要があります。
 
 

腐葉土を交換する間隔は?

 
腐葉土の交換のタイミングは、飼育ケースの大きさ、幼虫のサイズ(二令幼虫か三令幼虫か)と数、気温などによって変わってきます。
 
大サイズの飼育ケースの場合で 10月、11月の一番活動が活発の時期は
 15匹前後の場合は 4週間程度で交換が必要です。
 10匹前後の場合は 7週間程度で交換が必要です。
 
 
カブトムシは、幼虫の時に、特に一令幼虫、二令幼虫の頃にどれだけしっかりと栄養を採ることができたかによって、成虫になったときの大きさが決まる、と言われています。
 
そのため、産卵から三令幼虫に育つまでの、10月、11月は手間を掛けてしっかり新鮮な腐葉土を定期的に交換して与えることで、より大きなカブトムシに成長する可能性が高くなると言えるでしょう。
 
 
逆に、12月後半~2月前半の寒い時期は、活動が鈍くなりますので、腐葉土の交換の間隔は 1.5倍~2倍くらい空いても何とかなります。
 
具体的には、気温が 10℃を下回る状況での活動は鈍くなりますので、えさを食べる量も減ってきます。
 
ただ、外の気温が 10℃であっても、飼育ケースを置いている場所が何度なのかによって影響を受けますので、飼育ケースが置いてある場所の温度を正確に把握しておく方がよりよく飼育することができます。
 
温度計を置いて定期的に見ることができればいいのですが、夜中や日中に温度のチェックをすることは楽ではありません。
そんなときに役に立つのが「温度データロガー」と呼ばれる自動的に温度を計測して記録してくれる機械です。
 
最近は、「温度データロガー・RC-5」という 2,000円くらいから買える製品も登場していますので、一つ用意するのもいいのではないでしょうか。
「温度データロガー・RC-5」については「定期的に自動で温度を測り記録を取る温度データロガー」に記事を書いていますので、あわせて参考にしてください。
 
 

腐葉土を交換する状況は?

 
飼育ケースの外から見た場合は分かりにくいことが多いですが、飼育ケースを開けてみた場合、下記の写真の様に丸いフンがいっぱい目につく状態になっているときは、すぐに腐葉土を交換しましょう!
 
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この状態ではエサとなる腐葉土がかなり減っている状態ですので、こうなる前に腐葉土を交換しましょう。
この状態になっていることに気がついたときは、急いで腐葉土を入れ替えましょう。
 
 

カブトムシの幼虫の腐葉土(昆虫マット)の交換手順

 

事前準備:ビニールシートを敷く

 
腐葉土(昆虫マット)の交換をする前の事前準備として、ビニールシートを敷いた方がいいでしょう。
 
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この上に、飼育ケースに入っている腐葉土(昆虫マット)とともに幼虫を取り出します。
腐葉土を回収するときや後片付けを楽にするために備えてビニールシートを敷いています。
 
レジャーシートのような大きなシートでもいいですし、私のように 45Lのゴミ袋を何枚か並べる方法でもいいでしょう。
 
 

飼育ケースから腐葉土(昆虫マット)と幼虫を取り出す

 
飼育ケースに入っている腐葉土(昆虫マット)と幼虫を取り出します。
 
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飼育ケースから腐葉土と幼虫を取り出す方法として、一番簡単な方法は、上記の写真のように飼育ケースをさかさまにする方法です。
 
さかさまにすると腐葉土と幼虫が出てきます。
その際、幼虫を傷つけないようになるべくゆっくりと飼育ケースを倒していきます。
 
また、幼虫は丸まっていますので、場合によってはコロコロと転がって行ってしまいます。面白いくらい転がる場合もありますので、転がってもすぐに止まるようにストッパーになるような壁を作っておく方がいいでしょう。
 
 

腐葉土(昆虫マット)とカブトムシの幼虫のフンを分離する

 
飼育ケースの中の腐葉土(昆虫マット)を丸ごと新しい腐葉土に取り換える場合はこの作業は必要ありません。
ですが、腐葉土の全部がカブトムシのフンになったわけではありませんので、フンを分離して使える腐葉土は再利用します。その工程がこの作業です。
 
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フンが混ざった腐葉土を「ふるい」に入れて、ふるうことで腐葉土からフンを取り除くことができます。
 
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腐葉土のための「ふるい」選びのポイント

腐葉土を振るうための「ふるい」は、園芸用のふるいを使います。
 
一番ベストな「ふるい」は、100円ショップに売っている「ふるい」です。
直径 18cmの粗目という「土ふるい」がお勧めです。
 
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直径 18cmというサイズがいい感じで大サイズの飼育ケースに入る大きさで、粗め(4mm~5mmほど)の網がフンだけをキレイに取り除いてくれます。
 
 
ちなみに、キッチン用品のザルも試してみましたが、こちらは網目が小さすぎました。
 
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また、ホームセンターにあった本格的な園芸用の「ふるい」は、3種類の網を取り替えることができて便利そうでしたが、ふるい自体が大きいために飼育ケースからは見出してしまいますので、使いにくそうでしたね。
 


 
 

腐葉土をすくうためのスコップ選びのポイント

 
腐葉土をすくって、「ふるい」に入れるためにはスコップがあると便利です。
 
ですが、カブトムシの幼虫を傷つけないようにするためには、スコップは先が尖っていないプラスチック製のものがオススメです。
 
具体的には、上の写真にもでていますが、私は子供が幼稚園の頃に使っていたお砂場セットのミッフィーのスコップを使っていますが、これがオススメです。
 


 
子どもにとって安全なものなので、カブトムシの幼虫にとっても安全、ということですね。
 
下記のような園芸用の金属製のスコップは幼虫を傷つけてしまう可能性が高いため、あまりオススメできません。
 

 
 

腐葉土に加水をして混ぜる

 
腐葉土に水を加えて適度に湿った状態の腐葉土を作ります。
 
水の加え方については「  執筆中  」にも記事を書いていますが、最初のうちは手順を踏んでいましたが、完熟タイプの腐葉土は水を加えても発熱することはなかったため、現在は飼育ケースに直接水を足す形で水分を調整しています。
 
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また、飼育ケース全体の水分調整をするときは、霧吹き器では全然足りませんので、ペットボトルで一気に水を足していきます。
 
 
前項でフンと分離した腐葉土だけに水を足す方法でもいいですし、新しい腐葉土を足してから全体に水を加えて混ぜる方法でもどちらでも OKです。
 
ただ、飼育ケースいっぱいに腐葉土を入れてしまうと混ぜにくいので、腐葉土と水を適度に混ぜつつ、また腐葉土と水を足しつつ...と言った感じで少しずつ足して混ぜていきましょう。
 
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スコップで混ぜてもなかなか混ざらないので、手で混ぜる方が確実ですね。ツメの間にも土が入ってしまいますけども...
 
 
適量の水分量は、腐葉土を手でぎゅっと握ったときに握ったときの形が保たれるくらいの水分量です。
 
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水が染み出てくるようだと水が多すぎで、さらされと崩れて形が保てないくらいだと水が少なすぎる状態です。
 
腐葉土の乾燥具合にもよりますが、大サイズの飼育ケースの場合、水を 500~800mlほど入れた感じがちょうどいいくらいでしたね。
 
 
水が多い場合と少ない場合とでは、どちらかというと、少ない方がいいですね。
水分量が多すぎると、土に潜っていったときに息ができずに窒息してしまう場合もあります。
逆に、水の量が少ない場合は、1週間後、2週間後といった間隔で適度に水を足していく方法を足すこともできますので。
 
 

飼育ケースに幼虫を投入

 
2つ上の写真にありますが、飼育ケースに水を加えている間の幼虫たちは、わずかに残ったフンまみれの腐葉土に必死に潜ろうともがいている状態です。
 
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なので、水分の調整ができたら、なるべく早く飼育ケースに移してあげましょう。
 
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飼育ケースに入れると、すごい勢いで潜っていきます。
 


 

 
 
あとは、新聞紙を挟んで蓋を閉めたら作業完了です。
 
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新聞紙を挟む理由は、乾燥を防ぐためです。
新聞紙を挟む方が適度に湿度が保たれて、腐葉土が乾燥するのを遅らせてくれます。
 
 

腐葉土には定期的に水を加える

腐葉土を交換しない期間も 1週間に 1回程度のペースで水分を加える方がいいですね。
 
なぜなら、パサパサの腐葉土だとカブトムシの幼虫も食べにくいからです。
また、幼虫自身が乾燥してしまうからです。
 
 
ただ、私は腐葉土を交換するタイミング以外では、腐葉土に水を加えることはありません。
1週間に 1回程度は水分調整をする方がいいことは重々承知していますが、面倒なので腐葉土を交換するとき以外は放置してます...
 
とはいえ、飼育ケースは玄関にありますので、毎朝家を出るときに眺めてから出かけますけども。

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