カブトムシの幼虫の飼育・腐葉土を交換する時期、タイミングの見極め

カブトムシの幼虫の飼育・腐葉土を交換する時期、タイミングの見極め カブトムシの幼虫の飼育

幼虫の飼育中に腐葉土を交換する時期を見極める

 
カブトムシの幼虫にとって腐葉土(昆虫マット)は、家でありエサであるわけです。
そして、同時に幼虫はえさを食べてフンをしますので、トイレでもあるわけです。
 
フンは、食べた腐葉土と同じ色をしていますので、ぱっと見た感じではよく分からない場合もあります。
 
ですが、カブトムシの幼虫は、成虫の頃と変わらず大食漢ですので、ものすごい勢いで腐葉土を食べていきます。そして、大量のフンをします。
 
そのため、定期的に腐葉土を交換する必要があります。
 
 

腐葉土(昆虫マット)を交換時期の見極め

 
どういうタイミングで腐葉土を交換すればいいか、交換時期の見極め方の解説です。
 
新しい腐葉土を入れたときは、きれいな腐葉土です。
 
カブトムシの幼虫にとって腐葉土はエサであり、適度に湿度がある腐葉土が多くある方が大きく成長できます。そのため、1ヶ月に1回程度は腐葉土を交換し、水分を加えてよりよい環境を作ってあげましょう。
 
ですが、1か月ほど経つと下記の様に、表面にも黒いツブツブが見えるようになってきます。
 
カブトムシの幼虫にとって腐葉土はエサであり、適度に湿度がある腐葉土が多くある方が大きく成長できます。そのため、1ヶ月に1回程度は腐葉土を交換し、水分を加えてよりよい環境を作ってあげましょう。
 
これがカブトムシの幼虫のフンですが、これが目立つようになってきたころが腐葉土の交換時期です。
 
カブトムシの幼虫にとって腐葉土はエサであり、適度に湿度がある腐葉土が多くある方が大きく成長できます。そのため、1ヶ月に1回程度は腐葉土を交換し、水分を加えてよりよい環境を作ってあげましょう。
 
上記の写真はフンは目立ちませんが、腐葉土が乾燥している状態ですので、水分を加えるためにも腐葉土を交換する必要がある時期です。
 
カブトムシの幼虫にとって腐葉土はエサであり、適度に湿度がある腐葉土が多くある方が大きく成長できます。そのため、1ヶ月に1回程度は腐葉土を交換し、水分を加えてよりよい環境を作ってあげましょう。
 
そして状況がさらに悪化したのが上記の写真で、フンであふれている状態ですので、この状態になっている場合は早急に腐葉土を交換しましょう。
この状態は、エサがない状態と同じですので、こうなる前に腐葉土の交換を行いましょう。
 
 

飼育ケースの腐葉土の変化

 
実際に腐葉土を交換してみたときの状況を例にとり、エサとなる腐葉土の量とフンの量がどういう割合なのかを見てみましょう。
 
下記の写真が腐葉土を入れた最初の状態です。
 
カブトムシの幼虫にとって腐葉土はエサであり、適度に湿度がある腐葉土が多くある方が大きく成長できます。そのため、1ヶ月に1回程度は腐葉土を交換し、水分を加えてよりよい環境を作ってあげましょう。
 
1ヶ月ほど経過すると、見た目でもこれだけ減ったことが分かります。
 
カブトムシの幼虫にとって腐葉土はエサであり、適度に湿度がある腐葉土が多くある方が大きく成長できます。そのため、1ヶ月に1回程度は腐葉土を交換し、水分を加えてよりよい環境を作ってあげましょう。
 
そして、カブトムシのフンを取り除くと下記の様になります。
 
カブトムシの幼虫にとって腐葉土はエサであり、適度に湿度がある腐葉土が多くある方が大きく成長できます。そのため、1ヶ月に1回程度は腐葉土を交換し、水分を加えてよりよい環境を作ってあげましょう。
 
減った分がすべてフンだったということですので、どれだけフンまみれだったのかがよく分かります!
 
実に、2.7kgのフンが生産されてました。
 
 

具体的な腐葉土の量の変化

 
具体的に、腐葉土の量がどう変わったのかを計算してみました。
 
カブトムシの幼虫にとって腐葉土はエサであり、適度に湿度がある腐葉土が多くある方が大きく成長できます。そのため、1ヶ月に1回程度は腐葉土を交換し、水分を加えてよりよい環境を作ってあげましょう。
 
大サイズの飼育ケースには 10L弱の腐葉土が入ります。
重量にして 5.0kg。
もっとも、重さに関しては、腐葉土の乾燥具合によって最大 20%くらいは変わりますので、あんまりアテにはなりませんが。
 
それから 1ヶ月経つと、残った腐葉土はわずかに 1.2kg。24%しかエサとして食べることができる腐葉土が残っていない、と言う事になります。
 
ちなみに、生産されたフンは 2.7kg。
ここから、差し引き 1.1kgはカブトムシの幼虫が食べて、エネルギーとして使われ、水や二酸化炭素になって放出された分、と言う事になりますね。
 


 
一般的に通販で販売されているカブトムシの飼育のための腐葉土(昆虫マット)は、10L単位で売られていることが多くありますが、この 10L 1袋が、大サイズの飼育ケースのほぼ 1個分です。
 
また、大サイズの飼育ケースに 10~15匹程度のカブトムシの幼虫を飼育している場合は、1か月ごとに 2.0~3.0kgほどの腐葉土を追加していく必要がありますので、10Lの腐葉土で 2か月分というイメージになります。
 
 

腐葉土の交換回数に基づいた飼育ケースの最大飼育数

 
一般的には、大きなサイズの飼育ケースで飼育できる幼虫は 8~12匹程度と言われています。
 


 
ですが、私は 12匹、15匹、17匹といった感じで幼虫の数を変えて飼育してみましたが、いずれも問題なく大きく育ちましたので、飼育ケースの中に入れる幼虫の数を 10匹程度にしないといけない、というものではありません。
 
ただ、先に書いたように、幼虫の数が多い場合は多くの腐葉土を食べますので、腐葉土を交換するサイクルも短く対応していく必要があります。
 
逆に 1回も腐葉土を交換せずに放置したい場合は、大サイズの飼育ケースでも 2~3匹が限界だということになります。
 
 
なぜならば、1匹の幼虫が孵化してから成虫になるまでに食べる腐葉土の量は、3L程度になります。
(※「  執筆中  」に計算した情報を掲載しています。)
 
大サイズの飼育ケースに入る腐葉土が 10Lであることを考えると、3匹が限界ということになるワケです。
ただ、その場合、さなぎになるころには腐葉土のほとんどは食べるところがないフンだらけということになるワケですので、余裕を持つと 2匹くらいにするのが無難ということになります。
 
ただ、カブトムシの幼虫にとって腐葉土が乾燥した状態もよくありませんので、全くの放置となるのは問題です。
腐葉土を交換しないにしても定期的に水分を加えて乾燥しない状態を保つ必要があります。
 
そのため、腐葉土からフンを取り除くというだけでなく、水分を加えるためにも定期的に腐葉土を交換する作業をする方が望ましいといえます。
 
カブトムシが幼虫の期間、約半年間で途中 2回の腐葉土交換をするならば、大サイズの飼育ケースで飼育する場合は、6~8匹程度が適切な幼虫の数ということになります。
 
 

フンの量から見た飼育ケースの幼虫の密度の適正数

 
カブトムシの幼虫は、卵から孵化して冬になる 12月ごろまでに急激に大きくなります。
この期間に栄養があるエサを多く食べることができた幼虫は、より大きな成虫になることが分かってきています。
 
カブトムシは、成虫になってから(蛹になってから)は大きさが変わることはありません。
幼虫の間にどれだけ大きくなったかによって成虫になったときの大きさが決まります。
 
そのため、この時期は特に積極的に腐葉土を交換していくメリットは大きなものがあります。
 
 
私も定期的に腐葉土の交換をしましたが、実際にどれくらいの期間でどれくらいのフンができてくるのかを計測してみました。
 
三令幼虫を大サイズの飼育ケースで飼育した結果です。(最後の 1行は 2つの飼育ケースの合計です。)
 17匹で 4週間 2.5kgのフン 45%がフン 36.8g
 17匹で 3週間 1.9kgのフン 35%がフン 37.3g
 15匹で 3週間 1.7kgのフン 31%がフン 37.8g
 12匹で 3週間 1.6kgのフン 29%がフン 44.4g
 33匹で 3週間 3.3kgのフン 29%がフン 33.3g
 
飼育ケースに入っている幼虫の数が少しずつ違い、腐葉土を交換した期間も少しずつ違います。
そして、「45%がフン」の列は、腐葉土を交換した際、ケース内の腐葉土のどれくらいの割合がフンだったのか、を重量比で計算しています。
最後の「36.8g」は、1週間で1匹が出したフンの量を計算してみたものです。
 
これからわかることは、幼虫の数が少なくて、飼育ケース内のフンが少ない 12匹で 3週間の時が 1匹あたりのフンの量が一番多いことが分かります。
 
つまりは、飼育ケースの中にいる幼虫の数が少なく、食べられる新鮮な腐葉土があれば、食べられるだけ腐葉土を食べて、いっぱいフンをする、ということなのでしょう。
 
大きく成長させるには多くの腐葉土を食べさせた方がいいということになりますので、一つの飼育ケースの中に幼虫はあまり多く入れない方がよく、腐葉土の交換の間隔は短い方がいい、ということになりますね。
 
 
大サイズの飼育ケースの中に 17匹の幼虫を入れて育てても問題なく大きく育ちますが、10匹前後のもう少し数が少ない状態で育てると、もっと大きくなる可能性があるかも知れない、と言う事ですね。
 
ただ、17匹入れている飼育ケースの幼虫もかなり大きく育ってますねぇ。

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